今大注目?コンパクトマンションってどんなマンション?

公開日:2022/12/15   最終更新日:2023/01/13

コンパクトマンションとは、ファミリータイプに比べると専有面積が小さいマンションのことです。しかし、ワンルームマンションよりゆとりがあり、単身者や夫婦の二人暮らし、シニア世代などの間で注目されています。この記事では、コンパクトマンションの定義、人気の理由、共働き夫婦におすすめの理由、購入する際の注意点の4つを解説します。

コンパクトマンションとは

実は、コンパクトマンションに明確な定義はありません。一般的には、専有面積が約30m²~50m²程度と比較的小さいマンションのことであり、主流となる間取りは1LDK2LDKです。ファミリータイプのマンションほどは広くないものの、ワンルームマンションよりはゆとりがあります。そのため、単身者や子どもがいない夫婦二人の世帯、子育て後のシニア世帯など、少人数で暮らすことを想定して設計されているのが特徴です。

販売価格はファミリータイプよりも安く、設備やセキュリティはファミリータイプと同じように充実しているのが魅力です。また立地的には、多くが駅の近くなど利便性の高い場所にあるのが特徴で、資産価値も高いといえます。

コンパクトマンションはなぜ今人気を集めているのか

ここでは、コンパクトマンションが今人気を集めている理由を3つに分けて詳しく解説します。

小さいながらも快適な居住空間

ファミリータイプのマンションと比べると専有面積は小さくなりますが、広い収納スペースが設けられていることも多く、単身者や二人暮らしであれば充分な生活スペースを確保できるでしょう。また、光熱費を抑えることができる、掃除の手間が省けるなど、小さいからこそのメリットもあります。

そのうえ、ファミリータイプと同様の高機能な設備を備えていることも多く、セキュリティもしっかりしているので、快適な居住空間で安心して暮らすことができます。

通勤・生活に便利

コンパクトマンションは、都市部や駅チカなど、利便性の高いところにあるのが特徴です。そのため、公共施設や商業施設、医療機関なども充実しており、通勤に便利なだけではなく、生活するのにも便利だといえます。

資産価値が高い

コンパクトマンションを購入した際、月々の住宅ローン負担額は賃貸マンションの家賃とあまり変わらないといわれます。それにもかかわらず、購入後年数が経過しても比較的資産価値を保ちやすいのが大きな魅力です。なぜなら、コンパクトマンションは駅チカなど利便性の高い場所にあるため、売却するにしても、賃貸物件として貸し出すにしても、さまざまな世代から常にある程度の需要が見込めるからです。

コンパクトマンション共働き夫婦におすすめ!

近年、結婚後も仕事を続ける女性が多く、共働き夫婦は増加しています。コンパクトマンションは、そんな共働き夫婦にもおすすめです。ここでは、コンパクトマンションが共働き夫婦におすすめの理由を3つ解説します。

通勤・生活に便利

生活に便利な場所は、どんな世代からも人気があるでしょう。しかし、忙しい共働き夫婦にとっては通勤に便利な立地であることも重要です。交通の便がよく、駅までの距離が近いコンパクトマンションなら、日々の通勤ストレスを減らし、限られた時間を有効に活用できます。また、先述したように、コンパクトマンションは周辺環境も生活に便利なので、買い物時間を短縮する、手早く用事を済ませることなどが可能になります。

ファミリータイプと同様の住み心地ながら独自の工夫もある

単身者や夫婦の二人暮らしなどをターゲットにしたコンパクトマンションですが、食洗器、浴室換気暖房乾燥機、宅配ボックスなどのハイグレードな設備が設置されていることが多く、住み心地はファミリータイプと大きく変わりません。これらの便利な設備は、日々忙しい共働き夫婦を大きくサポートしてくれるでしょう。

それに加えて、コンパクトマンションは、ダイニングテーブルとしても使えるキッチンカウンターなど、効率的に家事をこなせるさまざま工夫がプラスされていることも多いです。また、面積が狭い分だけ、掃除やお手入れの手間も省けます。

購入しやすく売却しやすい

一般的にコンパクトマンションは、面積が小さい分、ファミリータイプのマンションと比べて安い値段で購入できます。しかし資産価値は高く、安定した需要も見込めるので、一戸建てに比べると売却しやすいといえます。そのため、今後、転勤や出産などによって住み替えが必要になった場合にも、買い手がつきやすいのが魅力です。

コンパクトマンションを購入する際の留意点

最後に、コンパクトマンションを購入する際の留意点を解説します。

世帯人数が増えた場合は手狭になる

単身者や二人暮らしの世帯にはメリットの多いコンパクトマンションですが、今後、出産や親との同居などによって家族の人数が増えると手狭になる可能性があります。そんな時がきたら、売却するのかまたは賃貸物件として人に貸すのかを事前に決めておくといいでしょう。

先述したように、売却の場合は比較的買い手がつきやすいと考えられます。しかし、賃貸物件にする際は、多くの場合、ワンルームマンションよりは家賃が高くなることが多いです。そのため、希望するタイミングで入居希望者が見つからない可能性もあるので少し注意が必要です。

資産価値を維持できない場合もある

同じコンパクトマンションでも、管理人がいない場合には、経年劣化によって資産価値が維持できなくなることもあります。なぜなら、マンションの設備管理や定期的なメンテナンスは、資産価値の維持という面で非常に重要だからです。そのため、将来的に資産として運用したい場合は、候補となるマンションの管理体制についても調べておくとよいでしょう。

まとめ

コンパクトマンションは、小さいながらも快適な居住空間と便利な立地、資産価値の高さが魅力で、単身者や二人暮らしの世帯にはとくにおすすめといえます。この記事では、コンパクトマンションの定義、人気の理由、共働き夫婦におすすめの理由、購入する際の注意点の4つを解説しました。住宅購入を検討する際の参考になれば幸いです。

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