分譲マンションの保険は必ず加入すべき?加入しないとどうなるの?

公開日:2022/03/15   最終更新日:2022/04/04

分譲マンションを購入したとき、不動産会社から保険の説明を受けます。マンションには火災保険と地震保険があります。どちらも加入しなければいけないのか気になるところです。火災保険は未加入だと、いざというときにすべての負担を背負うことになりかねません。この記事では火災保険と地震保険の特徴や加入するメリットについて紹介します。

分譲マンションの保険の種類

分譲マンションで加入する保険は火災保険と地震保険です。それぞれの特徴を紹介します。

火災保険

火災保険は名前だけ見ると火災時の保険と思ってしまいがちですが、台風・土砂災害・落雷などの自然災害や、盗難・水ぬれ・破損・建物外部からの落下などその他の災害も火災保険に含まれます。火災保険の主な補償内容は以下のとおりです。

・火災

・落雷

・台風

・ゲリラ豪雨

・竜巻

・雹(ひょう)

・暴力行為や破壊行為

・損傷や損失

・盗難

住宅ローンを組んでマンションを購入した場合、火災保険の加入は必須になります。これは建物が担保であるため、災害などで建物がなくなると担保もなくなるからです。

しかし隣で火事が起こり、自分の家財や部屋が損傷しても、故意でない限り相手に賠償責任を求めることはできません。そのような場合でも、自分たちで対応をしていかないといけないので、火災保険に加入していれば対応を任せられ、安心できるでしょう。

盗難や浸水などの補償は希望とするプランの選択が可能です。床下などの浸水の場合は、高い階に住んでいればほとんど不要なので取り外してもよいでしょう。

地震保険

火災保険には地震による補償はありません。地震で起こる火災、破損の補償を希望するのであれば、地震保険に加入しましょう。ただし地震保険は、単体では加入できず、火災保険とセットでの加入になります。地震保険に加入すると、次のようなメリットがあります。

・災害時、数日以内に保険金が支給される

・マンションであれば割引が可能

地震保険が適用される補償内容は以下のものです。

・地震による建物の倒壊

・地震による火事

・津波で家を流される

地震保険は建物の損害状況によって支払われる保険金は異なります。全損は100%、大半損は60%、小半損は30%、一部損は5%の保険金額が支払われます。地震はいつ起きるかわかりません。保険料と補償内容はどこの保険会社を選んでもほとんど変わらないので、万が一に備え、加入しておくほうが安心でしょう。

火災保険に未加入の場合発生するリスクとは

火災保険は加入する必要があるため、マンション購入時には不動産会社から加入の案内があります。中には、「火事を起こすことはないから保険に加入しない」という人もいるでしょう。しかし、火災保険に加入しないままだと、大きなリスクを背負うことになりかねません。火災保険に未加入に起こるリスクを紹介します。

火災になった場合

マンションの購入後に火災が起きて家が焼失すると、家は失いますが住宅ローンだけは残ります。住宅ローンの支払いの他に、新しい住まいの費用、家賃の支払いも発生し、二重払いとなってしまうようです。

しかし火災保険に加入していれば、住宅ローンを保険金で返済が可能です。住宅ローン全額を保険金で賄えるわけではありませんが、精神的負担は大きく軽減されるでしょう。

隣接する家からもらい火を受けた場合

自分ではなく隣などで火災が起きてもらい火を受けた場合、故意がない、重過失でなければ隣の住民に補償の支払い義務はありません。自分たちで被害を受けた箇所の補償をする必要があります。

火災保険に加入していれば、補償は受けられますが、未加入だと全額負担となります。場合によっては何千万円の損失が出るかもしれません。

気になる保険料の相場!

マンションの火災保険料の相場を見てみましょう。

・建物のみ…5,000円

・建物+家財…9,800円

・建物+家財+地震保険(建物)…2万8,000円

・建物+家財+地震保険(建物+家財)…4万2,000円

マンションの火災保険は戸建てよりも比較的安いといわれています。面積や地域、希望する補償などで保険料は違います。できるだけ保険料を安く抑えたいのであれば、補償やサービスを最低限にしましょう。

火災保険料は値上げをする場合もあるため、値上げをする前に長期契約をして保険料を抑える方法もあります。さらに、大手保険会社かネットの保険を選ぶかでも金額は異なるので、さまざまな保険会社の火災保険のシミュレーションや資料請求をして比較するのがよいでしょう。

確定申告は受けられる!?

火災保険は確定申告を受けることができませんが、地震保険は確定申告や年末調整で保険料控除の対象となります。地震保険料の控除額は1年間に支払った金額で変わります。火災保険と地震保険はセットで加入している人が多いため、地震保険も控除の対象にならないと思いがちです。地震保険の年末調整と確定申告は忘れずに控除を受けましょう。

 

マンションの保険には火災保険と地震保険があり、火災保険は必ず加入する保険です。火災以外に落雷や台風など、さまざまな補償を受けられます。

地震保険は強制ではありませんが、火災保険には地震に対する補償はありません。地震で被害を受けても火災保険からは何も出ないため、加入したほうが安心できるでしょう。

保険会社は選ぶのに悩みますが、シミュレーションや資料を参考にして希望する保険会社を選んでみてはいかがでしょうか。

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