分譲マンションの管理組合って必ず加入しないといけないの?

公開日:2023/03/15   最終更新日:2023/03/14


分譲マンションにはどこにも「管理組合」があります。マンションに入居すると、管理組合に加入しなければならないといわれています。では、管理組合とはどんなもので、何をする組織なのでしょうか。今回は、分譲マンションの管理組合には必ず加入しなければならないのかについて詳しくご紹介します。

マンションの管理組合は何をする組織なのか

マンションの管理組合とはどんな組織なのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。

マンションの管理組合とは何か?

マンションの管理組合とは、分譲マンションの全購入者が加入するマンションを管理する団体のことです。例えると学校でいうと生徒会、町内であれば町内会、自治会のようなものになります。

分譲マンションとは何か?

分譲マンションとは、1住戸ごとに販売しているマンションのことです。各住戸はそれぞれの購入者の持ち物になります。各住戸は専有部分といいます。そのため各住戸はマンションの管理組合の管理の対象外です。

マンションの管理組合の目的とは?

マンションの管理組合の目的は、主にマンションの共用部分を維持・管理することです。

マンションの共用部分とは?

マンションの共用部分とは、簡単にいうと各住戸以外のすべての部分のことです。具体的にはマンションのエントランス・自動ドア・廊下・通常階段・非常階段・エレベーター・バルコニー・ポーチ・窓・玄関ドア・駐車場・駐輪場などです。また躯体部分(マンションの基礎・柱・梁・桁・屋上・地階・外壁)なども共用部分になります。

マンションの共用部分の維持・管理とは?

マンションの共用部分の維持・管理とは、具体的には共用部分の補修・修理をすることです。マンションの共用部分が壊れたり、劣化して使えなくなったら補修・修理をしたりして、また使えるようにします。

マンションの理事はどうやって選ばれているのか

マンションの理事はどうやって選ばれているのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。

マンションの理事とは何か?

マンションの理事とは、マンションの管理組合の理事会の役員のことです。

マンションの理事会とは何か?

マンションの理事会とは、マンション管理組合の組合員(マンション購入者)の中から選ばれた役員で構成される役員会のことです。

マンションの理事会の構成とは?

マンションの理事会はどんな構成なのでしょうか?マンションの理事会の構成は次のようになっています。

・理事長:理事長とは、マンションの理事会の代表者のことです。
・副理事長:副理事長とは理事長の補佐役、または理事長が不在の時の代役のことです。
・会計担当理事:会計担当理事とは、会計業務全般の担当者のことです。
・監事:監事とは監査役のことです。組合の業務の執行や財産状況を監査します。

マンションの理事になると、上記のいずれかの役職につくことになります。またマンションの理事は主に次の3つの方法のいずれかで選ばれます。

立候補

立候補とは自分で理事に名乗り出ることです。他に、立候補者がいないとすぐに理事になることができます。自分から積極的に理事会を動かしたい人が向いています。

推薦

推薦とは、自分以外の他人から理事に推されることです。他者からの人望があり、交渉事など人をまとめることが得意な人が向いています。

輪番制

輪番制とは、持ち回りで理事を務めることです。輪番制だと必ず理事が回ってきます。3つの選び方の中でもっとも公平な選び方です。

管理組合の理事は拒否できる?

管理組合の理事は拒否できるのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。

管理組合の理事は拒否できるのか?

管理組合の理事は拒否できるのでしょうか?それともできないのでしょうか?結論からいうと、拒否できます。

管理組合の理事を拒否するとペナルティはあるのか?

管理組合の理事を拒否してもペナルティはありません。

何度も拒否するとどうなるのか?

基本的に、1回の拒否では何もいわれません。ほかの人が代わりにやってくれることでしょう。ただし問題になるのは、管理組合の組合員がすべて一度は理事をやった経験があるにもかかわらず、1回も理事をやっていない時です。ほかの組員から不平や不満をいわれる可能性があります。

管理組合の理事を拒否する理由について

健康面の理由で拒否する

1つ目は健康面の理由で拒否することです。健康面の理由があれば、拒否できます。医師から作成してもらった診断書があれば問題ありません。

仕事を理由に拒否する

2つ目は仕事を理由に拒否することです。土日休日出勤で、休みが不定期の人であれば仕事を理由に拒否できます。こちらも何か、会社からの証明書があれば問題ありません。

もし理事を頼まれたら?

もし理事を頼まれたら、できるだけ理事を受けましょう。そうすることで、マンションのほかの住民と良好な関係を作ることができます。健康面でできない時以外は理事を受けることをおすすめします。

まとめ

今回は、分譲マンションの管理組合には必ず加入しなければならないのかについてご紹介しました。分譲マンションの管理組合には必ず加入しなければなりません。また理事もいつかはやらなければなりません。よほどの理由がない限り理事は受けましょう。そうすることでマンションのほかの住人とも上手に付き合うことができます。本記事が分譲マンションの管理組合には必ず加入しなければならないのかについて詳しく知りたい方に届けば幸いです。

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